◆厚生労働省「医療制度構造改革試案」
<医療給付、20年後に7兆円削減 厚労省が試案公表>(リンク)
19日、厚生労働省は06年度の「医療制度構造改革試案」を公表。20年後の医療給付費を49兆円(GDP比6・7%)に抑制する計算。(平成16年度の医療費総額は31.4兆円)そのために、自己負担を増やすこと、特に高齢者の自己負担を増やすことを柱としている。
また、負担が増えそうだ。
◆みんなが求める「医療制度改革」とは?
みんなの医療制度改革への関心は高い。
内閣府『国民生活に関する世論調査(平成17年)』(リンク)の「政府に対する要望」によれば、「医療・年金等の社会保障構造改革」は第一位。
前回の選挙期間中、「なんで屋」に来たお客さんで、『医療保険』(あまり自己負担が高くなると病院で診てもらえなくなるのが心配)が一番の関心だといっていた大学生もいた。
ところが、この政府の改革案を見る限り、政府が考えていることと、私たち庶民の関心とは大きくズレている。
政府案は、財政負担を何とか減らしたい⇒そのためには、公費負担や保険料による支払いを減らして患者負担を大きくする、ということ。当然ですが、そんことは誰も望んでいません。
確かに、財政悪化を食い止めることは大切ですが、みんなの関心はもっと別なところにあるのでは。
◆医療改革の突破口はどこに?
<医療改革に関する疑問。>(98081)
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『まず、病気の人を減らすのが根本問題では?』という疑問もあります。
医療改革(=医療をどうする)には、どうしたら財政破綻を避けて維持できるか?という課題だけでは足りない。
その本質的な原因分析と構造化が不可欠だと思います。
――――――――――――――――――――――――<<引用終り
単純化していってしまえば、普段は一生懸命働いて、万が一病気になったとき適切な医療が受けられ、廻りの人たちや会社もバックアップしてくれる社会なら、不安はないなず。活力があれば病気にもならないはず。
ところが、今の社会はそうなっていないから、あれこれ心配しなくてはならない。
今は病気をしたら一人又は家族で何とかしなくてはいけない。長期入院したら会社に復帰できるか心配になる。また、医療費が増える一方なのに、一向に病気の人は減らないし、社会全体に活力が衰弱し続けている。
「経済」という限られた視点からでは答えは見えないのだと思う。もっと大きな社会全体の活力再生課題なのだと思う。固定観念にとらわれず、本質的な原因分析と構造化をしていきましょう。
by サイコウ
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