現在、医療費が30兆円を超えて増え続けていることで、医療制度改革の論議が盛んに行われている。にもかかわらず、可能性は見えてこない。なぜ?
例えば、19日に発表された厚生労働省の「医療構造改革試案」の主な政策は、⇒厚生労働省:リンク
<医療費の伸びの制御>
1.中長期的対策として医療費適正化計画(5年計画)において、政策目標を掲げ、医療費を抑制
(1) 生活習慣病の予防の徹底
(2) 平均在院日数の短縮
2.短期的対策
(1) 公的医療保険の給付範囲の見直し
(2) 診療報酬の適正化
<医療保険制度体系の見直し>
1.都道府県単位の保険者の再編・統合
(1) 政管健保:保険者として国から独立した公法人を設立し、都道府県単位で財政運営
(2) 市町村国保:都道府県単位での広域化を推進
2.新たな高齢者医療制度の創設
(1) 独立した「後期高齢者医療制度」(75歳以上)の創設
(2) 前期高齢者(65〜74歳)は被用者保険との財政調整により国保の負担を軽減
(3) 高齢者の生活の質(QOL)を重視した医療サービスを提供
3.その他
(1) いわゆる「混合診療」への対応
(2) 中医協の委員構成等の見直し
(3) ITの活用による効率化等
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医療費を削減することが主目的。確かに医療費の増大は財政上考慮しなければならない問題だが、それは現象として現れた「ひずみ」であり、根本原因はその現象の奥にあるように思う。事実、『医療改革は医療費を抑えていない』(99182)のだから。
この試案にしろ、政治家・官僚・学者やマスコミから発信させる話は、どれも「病気になったらどうする?」「病気にならないためにはどうする?」というようなことばかり。
どれも後ろ向きで、医療費が増大し続ける現実に対する否定発の発信でしかない。いくら表面的な現象に対して手を打っても小手先の方針にしかならない。
たいした成果も出ないのに「どうする?」が先行しているのは焦りの証拠。そうなると現実が見えなくなる。病気になる心配をしているだけでは病気は減らない。
例えば、
・医療費が増え続けるのはなんで?
・病気になる人が減らないのはなんで?
・病気にならない人はどんな生活をしているの?
など
今、求められているのは「なんで?」に立ちかえり(焦りの気持ちをぐっと抑えて)、原因追求することが必要なのだと思う。大切なのは可能性発の思考。
by サイコウ
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