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“自我心理学”から“共認心理学”へ
阿部和雄 41 東京 設備士 04/08/09 PM00
引きこもりの若者、自己嫌悪に落ち込んでいる女の子、極度の人見知りで対人関係がつくれない・・・露店では自分の心に問題を抱え、個人的な悩みを開きだしてくる人もけっこういます。性格判断や自己啓発の類に人気があるのも、このように個人的な悩みを抱え周りの人や社会とどう関わっていったらいいか?という答えを探している人が多くいるからでしょう。最近、心理療法やカウンセリングが注目をあびているのもこのような“心の病の時代”を反映しているのだと思います。

そしてこれらの問題に切り込み、答えをだそうとするときの拠りどころが“心理学”と呼ばれる学問ですが、これが全く答えを示せていないのもまた事実です。

近代になって生まれた心理学は、人間の自我を前提にした分析、説明の学問です。人格形成やアイデンティティを語るときには精神分析的自我心理学なるものが登場します。しかし自我が引き起こすさまざまな心的不全の原因をいくら探っても、その自我の存在を絶対視している限り出口が見つからないのは当然です。

共認の鬼っ子(jgr:010501)である自我の問題は、共認の地平でとらえて初めてその正体を明らかにすることができます。そして充たされない自我の欠乏感を駆逐するのが共認充足であること、この共認力が不全の原因である自我を封鎖してゆけること・・・などがわかってきます。

“自我”に囚われた心の閉塞を打ち破るのは“共認”の力。いま求められているのは“自我心理学”に代わって答えが出せる“共認心理学”であり、“個人的な悩み(問題)”を“みんなの課題”へと転換してゆくカギもそこにあるように思います。なんで屋はそんなみんなの期待に応えてゆくこともできるのでは、と感じています。


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