露店で「自分は特別」を地で行く若者に出会いました。
全ての人々は、顔も違えば考え方も違う。同じ人など存在しないのが現実。違うのは当たり前。にもかかわらず「自分は特別」という思いが湧き出るのは、自分は他の人よりも優秀であるという自我が生起している状態にあるのではないかと思います。
自我が生起する根底には「逃避」があり、その「逃避」を正当化（ごまかす）するために「否定視」という形で表出してきます。
自我が生起すると、同一視が出来ない、共感回路・共認回路が正常に作動しないため充足感が得られない。だから「自分は特別」と考えている人は、特別であることを話すことによって（自我）充足＝認めてもらおうとするのですが、誰も認めてくれず、徐々に活力が衰弱して行く。
「自分は特別」を百万遍唱えても何も変わらない。これが事実であり現実です。
共認充足を得るために自我を駆使する。絶対に成立しない構造に落ち込む若者、いや、若者だけでなく全ての人にも当てはまる部分が、自分自身にも・・・・
潜在思念は共認充足を求め、観念は自我充足を求める若者の姿を見て、改めて「自我ではなく、共認こそ原点である」を思う今日この頃です。 |
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8/9 16:31 │
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