＞金融市場をテコにして一気に逆転を狙った戦略、それが一言で言えばｸﾞﾛｰﾊﾞﾘｾﾞｰｼｮﾝです。アメリカは自由という旗印があり、一方で基軸通貨国です。これを最大限利用して考えられた戦略です。自分の国に有利な制度を先行して作り、それを自由化・市場化の名の下に他国に押しつける。その後はヘッジﾌｧﾝﾄﾞなど闇の勢力が押し寄せ食い物にする。それには、様々な規制は邪魔でしかありません。食い散らかした後はさらにアメリカのIMFが手当と称してさらに深く関与していく。17664
＞小泉政策（掲げたの）は、”財政建て直し”→「緊縮財政」、「民営化」、「自由市場化」の三本柱です。（そしてその為には、“改革には痛みを伴う”と言っている。）
しかし実体は、＞97690：国家借金８００兆（以上）＞のうち、歴代首相の中でも最高の280兆円もの借金を増やしています。
そもそも彼の掲げたスローガンは、IMF（国際通貨基金）が債務国に対していう言葉・手法と同じです。つまり、IMF＝アメリカの言葉・手法です。98026
「緊縮財政」・「民営化」・「自由市場化」の三本柱はアメリカの戦略。
規制を緩めさせ自由な私権企業の縄張り闘争で、巨大企業であるアメリカ企業が優位になるための戦略。巨大企業の大量生産力で縄張りを拡大してきた。しかし、自動車に見られるように大衆の期待を掴みきれないことや低賃金の後進国の追い上げにあい、四苦八苦の状況に。そして、「金融市場をテコにして一気に逆転を狙った戦略」を切り替えた。
物づくりで金を稼ぎ、それが出来なくなると金で金を稼ぎ出す。物を作るのには必要なものは、金、土地、労働力、原材料。金を稼ぐに必要なものは金。
金を持つもの＝資産家、土地を持つもの＝地主、労働力を持つもの労働者、原材料を持つもの＝後進国（安い賃金で安い原材料を提供できる）で物が出来る。収益の分配は、資産家＞地主＞労働者、後進国。金を持っているだけで、土地を持っているだけで、金が集まるシステムが資本主義。今や土地も労働力も原材料も要らない。金で金を稼げる。金を持っていれば金が集まってくる。金が無ければ金は集まってこない。だから格差は開くばかり。
換言すれば、巨額な資産を持っている一部の企業に富が集中する。それが「緊縮財政」・「民営化」・「自由市場化」を推し進めた結果。現在は、さらに進んで物を作る企業である必要も無い、企業である必要もない。
アメリカが目指している資本主義の本質が見えて来たように思います。
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